ヒトツナギ
熱量ある挑戦者の右腕でありたい|TWIST株式会社

今回は、宮城県仙台市を拠点に補助金コンサルティングと人材紹介を手がける「TWIST株式会社」の代表取締役・岩谷大輔さんにお話を伺いました。事業立ち上げのきっかけや、地元への熱い想い、そして“挑戦する人たちの右腕”として伴走するという理念など、岩谷さんならではのビジョンについて語っていただきました。ぜひ最後までご覧ください。

プロフィール
TWIST株式会社 代表取締役 岩谷 大輔
宮城県仙台市出身。補助金コンサルティングと人材紹介を中心とした事業を展開するTWIST株式会社を設立。銀行員・人材業界での経験を活かしながら、熱量高く挑戦する経営者の“右腕”として、地元宮城の企業とともに成長することを目指している。

資金と人材で熱量ある企業を後押しする

ーーまず、TWIST株式会社の事業内容について教えてください。

TWISTでは、主に「補助金のコンサルティング」と「人材紹介」の2軸で事業を展開しています。昔は「補助金申請の代行」だけが主な仕事だったのですが、最近は“補助金を使ってどこに投資すべきか”といった事業戦略まで関わるようになりました。

また、人材に関しても「紹介して終わり」ではなく、事業にとって本当に必要な人材をどう確保するかまでを考えています。中小企業の経営者が本来注ぐべき「事業を伸ばす」ための熱量が、金や人といった課題で奪われてしまっている現状を変えたい。そこが、事業の根幹にある想いです。

ーーちなみに、「TWIST」という社名にはどんな意味があるのでしょうか?

TWISTには「一ひねり」という意味があって、ちょっとした考え方ややり方を変えることで大きな変化を生む、そんな支援をしたいという想いが込められています。バーが好きなので、昔からある定番のカクテルをアレンジした「ツイストカクテル」からもインスピレーションを得ています。

今あるものを活かしつつ、ほんの少しの工夫や出会いで会社が成長できるような、そんな機会を提供する存在でありたいと考えています。

祖父の背中がくれた「自分でやる」という選択

ーー起業のきっかけや背景について教えてください。

うちの祖父が大工で、工務店を営んでいたんです。小さい頃から「人に使われるな。自分でやれ」と、洗脳のように言われ続けて育ちました(笑)。だから「将来は自分で会社をやる」っていうのは、もう自然な流れでしたね。

20代のうちに起業しようと決めて、28歳でTWISTを設立しました。銀行員時代から独立を見越して準備していたので、初月から仕事はありました。今思えば、その準備と積み重ねがすごく大事だったなと思います。

ーー創業後、特に印象に残っているエピソードはありますか?

設立当初は、補助金申請を月3件ほど請け負っていたのですが、ある月に最大で10件以上もの案件を抱えることになり、対応に追われて徹夜が続く日々が続きました。蕁麻疹が出るほど身体にも負担がかかり、「これは人に頼らないと、自分もお客様も幸せになれない」と強く感じました。

その出来事をきっかけに、信頼できる人材を探し始め、現在は社員1名、業務委託5名の計6名体制となっています。いきなり採用活動を始めたというよりは、かつてのクライアントや仕事仲間に声をかけ、副業的な形でジョインしてもらうなど、これまで築いてきた人脈を活かした自然なチームづくりを行いました。

案件を無理に1人で抱え込まず、信頼できる人とチームで動く。そうすることで、自分自身も社長として“本業”に集中できるようになり、結果としてお客様への提供価値も高まったと実感しています。

丸投げできる「一家に一人」の存在を目指して

ーークライアントとの関係性についてもお聞かせください。

よく言われるのが「一家に一人ほしい」とか、「うちに入ってほしい」って言葉ですね(笑)。財務から採用、投資戦略まで全部見ているので、自然と“右腕”のようなポジションになるんです。決算書を見れば、会社の課題も未来の伸びしろもある程度は分かります。

新卒時代から一貫して「この人たちとは一生付き合う」つもりで仕事をしてきたので、サラリーマンしながらもお中元を自腹で送ったりしてました(笑)。人との縁は本当に大事にしています。

ーー他社との違いや強みはどこにあると思いますか?

補助金の申請を代行する会社はたくさんありますが、TWISTは「補助金を使ってどう売るか」まで踏み込みます。たとえば、広告代理店のクライアントが「もっと広告費をかけたい」となった時に、「この補助金を使えば100万円戻ってくる」と予算組みをご提案することで、結果的にその会社の売上が伸びるような支援ができるんです。単なる書類作成屋ではなく、戦略を一緒に描けること。それが他にはない強みだと思っています。

地元・宮城へのこだわりと、次世代への投資

ーー地元・宮城への想いについて教えてください。

うちの祖父が地元の工務店をやっていて、弟子も何人も育てて、地域を支える存在だったんですよ。だから、地元でちゃんと商売をしている会社って本当にかっこいいと思っていて。

自分も「宮城本社の会社に就職する」と決めて、今でも地元の中小企業にこだわって仕事をしています。地域の経済を回すのは、地元で商売をしている人たち。その人たちの背中を押せる存在でありたいと思っています。

Vostok(ボストーク)で、社長をロケットのように飛ばす

ーー今後の展望について教えてください。

今進めているのが「Vostok(ボストーク)」という新サービスです。これは今サービスを整えているところなのですが、事業運営の改善など「社長を暇にする」「会社を飛ばす」ために、最適なオペレーションを一緒に組んでいくコンサルティングサービスです。

名前の由来も、初めて地球の重力を振り切った有人宇宙船「Vostok」にちなんでいます。社長の背中を引っ張る重力のような業務を振り払い、ロケットのように飛ばせる存在になりたいという想いを込めました。

「熱量を孤独にしない世界」をつくる

ーー岩谷さんが大切にしている価値観について教えてください。

「熱量を持っている人が孤独にならない世界をつくる」ことが、ずっと自分の根底にあります。大学時代、「起業したい」って言うだけで浮いてたし、社会に出ても熱量高い人が居場所を失う場面って結構多いんです。

でもフリーランスになった27歳の時、周りには同じように熱い仲間がたくさんいて、「こんな世界あったんだ」って感動したんですよね。そういう場所を、今度は自分がつくっていきたい。熱量ある人が安心してチャレンジできるような場を提供していきたいです。

ーー最後に、岩谷さんご自身の目標について教えてください。

直近の目標は「祖父の年商1億7000万円を超えること」です。3年以内には必ず達成したいと思っています。その先も、少人数精鋭で圧倒的な価値を提供する会社にしていきたい。熱量のある人が、その力をしっかり発揮できる機会・場所といった居場所を作る。それが自分にとっての大きな夢です。

INFORMATION
TWIST株式会社
https://x.com/iwaya_official

記事一覧に戻る

CONTACT

お問い合わせ

サービスに関するご質問やご相談など、
お気軽にお問い合わせください。
仙台に関する情報はもちろん、
WEBに関わる全ての相談を承っております。