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SNSがあればホームページはいらない?それ、大きな間違いです

「うちはSNSを運用してるから、ホームページは必要ない」
「SNSのフォロワー数も多いし、情報発信は十分でしょ?」
そう思っていませんか?たしかにSNSは無料で始められ、拡散力もある便利なツールです。しかし、“SNSがあるからホームページはいらない”という考え方は、ビジネスにおいて大きな機会損失を生んでいる可能性があります。SNSとホームページは、そもそもの役割がまったく違います。本記事では、SNSに頼りすぎることで見落としてしまう重要なポイントと、ホームページがあることで得られるビジネス上のメリットを徹底解説します。

ホームページがオワコンは本当か

「ホームページはもう時代遅れ」「今はSNSの時代」こうした声を耳にすることが増えました。たしかに、SNSの登場により情報の流れは加速し、誰でも気軽に企業情報や商品紹介を発信できるようになったのは事実です。そんな中、「ホームページはもう役に立たない」「更新する意味がない」という誤解が生まれていることがあります。

しかし、これは明らかに間違った認識です。

なぜなら、ホームページは企業の「公式な顔」であり、ビジネスの信頼性を担保するための基盤だから。SNSがどれだけ発展しても、「検索されて見つかる場所=ホームページ」がない企業に、ビジネスのチャンスは巡ってきません。

SNSとホームページの役割の違い

SNSとホームページは、情報発信という点では似ていても、目的も性質もまったく異なるメディアです。

SNSホームページ
主な目的・認知拡大
・接点づくり
・ファン獲得
・信頼性の担保
・情報提供
・CV導線設計
情報構造・タイムライン形式で流れる・階層構造で整理されている
情報の鮮度・常に新しい投稿が求められる・固定情報(会社概要・サービス内容など)が蓄積できる
検索性・キーワード検索に弱い・SEOでの検索流入が期待できる


SNSは、拡散性や接触機会の創出には優れていますが、信頼性の担保や、具体的な問い合わせ・購入につなげる導線設計は不得意です。

一方でホームページは、「会社の詳細を知りたい」「サービスについて詳しく見たい」といった真剣度の高いユーザーに対して、きちんと情報を提供する場所として機能します。

SNSだけで十分?その考えが招く3つの機会損失

「SNSがあるから大丈夫」「今は公式サイトよりInstagramの方が見られる」――
そんな風に考えて、ホームページを用意していない企業も増えています。しかしその選択、目の前のチャンスを自ら手放している可能性があることをご存知でしょうか?

SNSは確かに便利で手軽ですが、SNS“だけ”に頼ることで生まれてしまう3つの大きな損失について見ていきましょう。

【信頼の損失】SNSだけでは信頼度が薄いと思われる

SNSはあくまで「誰でも使えるツール」です。

アカウントの作成や発信に本人確認や審査が不要なため、企業アカウントであっても「本当に存在する会社なのか?」という不安を抱かれやすいのが現実です。

実際に、架空の企業名で運用したSNSによるトラブルは発生しています。

特に、BtoBビジネスや高単価商品を扱う業種では、取引先としての信頼性が重視されます。
所在地・代表者・法人登記の有無・取引実績など、「会社の実在性」を示す情報がSNSだけでは不足してしまうのです。

「ホームページがない企業は信用しづらい」「情報がSNSしかない会社とは取引しにくい」

こうした声は、業界問わず一定数存在します。SNSに力を入れるほど、公式サイトがないギャップが不信感として跳ね返ってくるのです。

【情報の損失】SNSでは情報が流れてしまう

SNSは、タイムライン形式の「フロー型メディア」です。

どれほど丁寧にサービス紹介や実績報告を投稿しても、数日経てばタイムラインに埋もれ、ユーザーの目には届かなくなってしまいます。たとえば、ユーザーが「どんなサービスを提供しているのか」「いくらで買えるのか」「過去にどんな取引先があったのか」などを確認しようとしても、SNSのアカウント内をスクロールしながら探すのは大変な作業です。

一方ホームページであれば、

  • トップページ
  • サービス紹介ページ
  • お客様の声
  • 料金表
  • よくある質問

このように、ユーザーが必要な情報にピンポイントでたどり着ける設計が可能です。

重要な情報を確実に届け、印象に残すためにも、情報を整理・固定できるホームページの存在が不可欠だと言えます。

【集客の損失】検索からの流入が減少する

SNSは、ユーザーに見てもらうには「フォローされていること」や「アルゴリズムに載ること」が前提です。つまり、すでに認知している人や、偶然出会った人にしか情報が届かないという性質があります。

一方、ホームページは検索エンジンに最適化(SEO)されたページを持つことで、

「〇〇 導入事例」
「〇〇 評判」
「〇〇 サービス 比較」


といったニーズが明確な検索ワードから、新たな見込み客を引き寄せることができます。

SNSだけではアプローチできない「検索流入」というチャネルを持たないことは、機会損失そのものです。

特にWeb経由の新規顧客を増やしたい企業にとって、ホームページは欠かせない存在と言えるでしょう。

ホームページによって得られるメリット

SNSにはない「信頼性」「整理性」「資産性」を補うのがホームページの役割です。では実際に、ホームページがあることで企業はどのようなメリットを得られるのでしょうか?

ここでは、ホームページだからこそ得られる5つの具体的な価値について見ていきます。

企業の信頼性を担保できる

営業メールを受け取ったとき、まず企業名を検索して、公式サイトがあるかどうかを確認したことはありませんか?これは、多くのビジネスパーソンが無意識に行っている「信頼確認」の一環です。

ホームページには、会社概要・代表者・所在地・沿革・実績など、企業としての信頼性を裏付ける情報を明示することができます。

「ちゃんとした会社だ」と思ってもらえるかどうかは、たった数秒で判断されます。その判断材料として、公式のホームページの有無は非常に大きな影響を与えるのです。どれだけSNS運用に力を入れても、SNSは趣味の範囲・エンタメと捉えている層は一定数います。

企業の信頼性を担保するためには、公式ホームページの存在が不可欠です。

情報を整理・構造化できる

SNSでは、投稿が時系列で流れていくため、ユーザーが知りたい情報を探すにはかなりの労力が必要です。また、情報の優先順位や構成をコントロールすることも難しいのが現状です。

一方でホームページは、ユーザーの行動導線に沿った情報設計が可能です。

上記のように、検討を深める流れに合わせて情報を配置できるため、問い合わせや購入といったゴールにスムーズにつなげることができます。情報を伝えるだけでなく、「どう伝えるか」をコントロールできる点で、ホームページは圧倒的に有利です。

SEOによる新規流入が可能になる

ホームページの最大の魅力のひとつが「検索」による新規流入の仕組みを作れることです。

SNSは基本的に受動的な発信にとどまりますが、ホームページはSEO対策を施すことで、ユーザーの能動的な検索行動に応えるメディアになります。

「〇〇 サービス 比較」
「〇〇 導入メリット」
「〇〇 地域名」


こういったキーワードで検索されたとき、自社サイトが検索結果に表示されれば、無料かつ安定的なリード獲得が可能になります。これはSNSにはない、ホームページならではの大きな強みです。

SNSとの連携で相乗効果が出る

SNSは企業を「知ってもらう」ための入口であり、ホームページは企業を「信頼して、行動してもらう」ための着地点です。

この2つを連携させることで、

ホームページがなければ、せっかくSNSで獲得した見込み客が離脱してしまうかもしれません。認知と“信用をうまくつなぐ橋渡し役として、SNSとホームページの連携は最強の組み合わせなのです。

自社の資産になる

SNSアカウントは、あくまでプラットフォームの「借り物」です。

利用規約の変更やアカウント停止といったリスクは常に付きまといます。場合によってはアカウントが削除され、これまで発信していた情報が一瞬にして消えてしまうこともあるのです。

それに対してホームページは、ドメインもコンテンツも自社の管理下にある「資産」です。

一度作った情報は削除されることなく、長期的に信頼を積み重ねる媒体として育てていけます。将来的に採用強化をしたいときも、ブランディングを見直したいときも、自社サイトがあることがあらゆる戦略のベースになります。

SNS×ホームページの効果

SNSとホームページは、どちらか一方では力を発揮しきれません。

SNSが得意とするのは「拡散と接点づくり」、一方ホームページが得意なのは「信頼とアクションにつなげる導線設計」です。この2つを戦略的に連携させることで、集客・採用・成約などあらゆる成果が最大化されます。

ここでは、SNS×ホームページで実現できる4つの具体的な効果をご紹介します。

指名検索が増える

SNSで企業名やブランド名に触れたユーザーは、より詳しい情報を求めて「〇〇株式会社」「〇〇 サービス名」といった指名検索を行います。

このときに公式ホームページが検索結果に表示されていなければ、せっかくの関心は他社サイトやポータルに流れてしまいかねません。一方、検索結果にしっかりと自社サイトが表示されれば、信頼性が高まり、問い合わせや購入にもつながりやすくなります。

SNSで得た一瞬の関心を、確かな行動へとつなげるための受け皿がホームページなのです。

コンバージョン率が高まる

SNSで「なんとなく気になった」というユーザーは、すぐに行動には移しません。そこで役立つのがホームページです。

詳しい情報や事例、お客様の声などを通して、ユーザーの不安や疑問を解消し、意思決定の後押しができるのがホームページの強みです。

この流れを設計することで、単なるフォロワーや閲覧者を「見込み客」→「顧客」へと転換する力が生まれます。SNSだけでは成果につながりにくいという悩みも、ホームページとの連携で解決できる可能性が高まります。

採用や取引での信頼材料になる

企業の採用活動やBtoB取引において、ホームページの存在は信頼性の指標として強く意識されています。

求職者は、募集要項だけでなく「企業理念」「職場の雰囲気」「代表メッセージ」などを確認し、納得感を持って応募する傾向にあります。

また、取引先候補の企業名を検索する担当者は、公式サイトの作り込みや実績紹介、セキュリティポリシーなどをチェックしています。こうした情報はSNSだけでは伝えきれません。

採用力・営業力を強化したいなら、SNSと並行して、信用を見せる場としてのホームページが不可欠です。

資産として積み上げられる

SNSは速報性・拡散性に優れていますが、投稿はすぐに埋もれてしまい、資産として残りにくいのが難点です。

また、アルゴリズムやプラットフォームの変更に振り回されるリスクも無視できません。

一方、ホームページのコンテンツは長期的に蓄積され、検索エンジンからの評価も蓄積されていきます。

  • 過去の実績
  • お客様の声
  • SEO記事やFAQページ
  • ホワイトペーパーや資料DL

こういったストック型コンテンツは、更新しながら育てることで、持続的な集客・営業効果を発揮します。

SNSは「瞬間的な出会い」、ホームページは「長期的な信頼構築」。この2つをうまく組み合わせることこそ、現代のWebマーケティング成功の鍵です。

それぞれの強みをいかしながら一貫性のある情報発信をすることで、顧客からの信頼はさらい強まるでしょう。

SNSとホームページなら「マチオコシ株式会社」

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