SNSやWebマーケティングでBtoBからBtoCへ。今回の導入企業インタビューは、外構業としていち早くWebマーケティングに取り組まれた「株式会社ファインズガーデン」様にお越しいただきました。Webマーケティングの必要性や弊社サービスによる効果など、詳しくお伺いしています。
【プロフィール】
株式会社ファインズガーデン代表取締役 嶺岸 健太郎
お客様の理想のエクステリアを実現する外構業のほか、介護施設、飲食店など、幅広い事業を展開。
Instagramで知っていたから親近感があった
ーー 簡単に自己紹介と事業内容の説明をお願いします。
(株式会社 ファインズガーデン 代表取締役 嶺岸 健太郎氏(以下 嶺岸):ファインズガーデンのと嶺岸申します。事業内容は、メインが外構エクステリアの設計・施工、コンクリートの補修・美装で、その他に介護施設を一つ運営していて、最近で言うと、アイス屋さんをやっています。
ーー ありがとうございます。さまざまな事業を展開されている中、弊社は外構業のところをメインにサポートさせていただいております。具体的には、Instagramのサポート、Googleのマップの対策ですね。嶺岸社長はご自身でもWebマーケティングを頑張っていらっしゃるイメージがあるのですが、SNSやMEO対策に力入れようと思った目的や背景を教えていただけますか?
嶺岸:ウェブ集客するうえで、SEOは結構遡ります。うちはずっと下請けをやっていたんです。単価が安い、将来的に安定しない、元請業者のご機嫌を伺いながら仕事を受注していましたが、どんなに仕事をこなしても残る利益は少ないですし、自分もずっと現場に出続けないといけませんでした。そこで、BtoBからBtoCに切り替えるという時に、必要なのがSEOかなと思いました。そのため、SEOは結構長い時間をかけてやってきましたね。MEOは、SEOで記事が上位になった時に、問い合わせに繋げるためにはお客様から目をつけていただくのが大事だなと思い、Googleの口コミなどを増やして、問い合わせ数を増やしたというところです。
ーー まず、私たちから嶺岸さんにお電話でアプローチをさせていただいたと思うのですが、正直電話の営業はすごく多いじゃないですか。実際にアポイントを取らせていただいて、その日に即決いただきましたが「この人に任せよう」と思ってくださった理由を教えていただきたいです。
嶺岸:営業の電話はすごく多いですね。その中で決め手になったのは、単純にInstagramで知っていたからというのと、同じ宮城県内の会社というのがあります。もともと知り合いではないにしても、少しの信頼というか、近しい感覚があったというところですね。
ーー 私のInstagramはいつから見ていただいていたか、覚えていらっしゃいますか?営業させていただいたのは、年明け頃だと思うのですが。何で見つけてくださったのでしょうか?
嶺岸:リール動画が回ってきて、最初は「また胡散臭い人が出てきたな」という印象でした。とりあえずフォローして、しばらくは「よくいる胡散臭い人」というイメージで見ていたのですが、ストーリーズなどが上がっているのを見るにつれて、胡散臭さが消えていきましたね。
ーー 本当ですか!嬉しいです。
嶺岸:あと、会社名が覚えやすいです。「マチオコシ株式会社」という名前を記憶していたので、営業の電話が来ても「ああ、あそこね」というようなイメージだったように思います。
ーー お電話した時は「なんか聞いたことあるな」みたいな感じだったということでしょうか?
嶺岸:そうですね、そんな感じです。
SNSでお客様との信頼関係ができる
ーー SNSとMEOのご提案をさせていただきましたが、なぜうちに任せようと思ってくださったのでしょうか?
嶺岸:SNSは、もともと自分たちでやっていたので知っていましたが、自分たちでやるにも撮影や編集に時間と労力かかるので、そこで社員に無理させるよりも任せてしまった方が早いかなというのがあったんですよね。県外からもたくさん営業は来るのですが、全く知らない人に任せるのも怖いですし、やっぱり「人と人」なので近い人の方がいいなというのがありましたね。
ーー 私が仙台じゃなかったら、お仕事をいただけてないということですね。
嶺岸:そうですね、お願いしてないですね。
ーー 仙台の人は地場の人とやりたいという人が多いですよね。私が仙台だからというのは大きいのですね。
嶺岸:そうですね、大きいです。
ーー 今、問い合わせがパンパンな状態というお話を常々されていると思うのですが、実際に運用を任せていただいてから、周りやお客様からの反応、問い合わせの反応などについてはいかがですか?
嶺岸:うちは、もともと問い合わせはあった方なので、問い合わせが増えたかは分からないです。でも、業者間で「動画回ってきました」と言われたり、お客様と初めてお会いして名刺を渡した時に「あれ?もしかして動画に出ていますよね?」と言ってくださる方がいたりします。もともと顔を知っていただけているというのがあるので、お客様との信頼関係ができやすいですよね。
ーー ファインズガーデン様のInstagramはフォロワー数より、動画一本あたりの興味度が上がってきていますよね。一般の方にも認知が広がっていくかなと思います。外構屋さんでSNSやってらっしゃる人はあまり多くないですよね。
嶺岸:そうですね。いるにはいるのですが、そこまでしっかり力を入れている人はあまり見ないかもしれないですね。
ーー ここまで私に発注いただいて、少しずつ反応が変わってきたという状況だと思います。外構業者の中には、元請けでやってる人・下請けでやってる人・法人相手にやってる人・個人相手にやってる人、さまざまいらっしゃいますが、今後「仕事の取り方がこう変わっていくのではないか」というような社長の見解はありますか?
嶺岸:多分、BtoCがかなり増えてくるんじゃないでしょうか。今、業者さんの仕事がすごく少なくなってきていて、BtoBでやっている方たちから、BtoCに切り替えたいという話もよく聞きます。新築の棟数がかなり少なくなってきて、リフォームの受注を受けるとなると、お客様からの問い合わせはInstagramやホームページが中心になってきています。業者に頼りすぎていると仕事は薄くなってしまいますから、自分で取りにいく時代が来るんじゃないですかね。
ーー そうなると、元請けで勝負している会社でなければ、 残っていくのは難しいかなというのはありますか?
嶺岸:そうですね。個人事業の職人さんたちはどこかの下に入らないと難しいと思いますが、今までハウスメーカーにくっついていた業者さんたちは厳しくなってくるんじゃないですかね。
ーー ファインズガーデン様は宮城の中でも仕事の取り方が特殊だと思っています。ハウスメーカーさんの下請けで入っている業者さんが多い中、元請けでのやり取りが多いイメージがあります。これはもともと狙っていたのか、それとも最初は下請けだったけど、徐々に元請けに切り替えていったのでしょうか?
嶺岸:これは独立する前に狙っていた感じです。もちろん、最初は知名度がないので下請けでやるのが前提でしたが、自分が独立する前にノートに会社の「着地点」を書いて、そこから逆算したところの、その当時のゴールが今なんです。
ーー 嶺岸社長の中では、レールに乗っていっているということですね。
嶺岸:そうですね。想定通りに来てはいるのですが、当時の自分の考え方では甘いんだな、ダメだなというのがあります。今まさに、もっと先に目標があって、そっちに向かって逆算しているというイメージですね。
SNSで会社のブランディングがしたいなら任せたほうがいい
ーー 先ほどの、元請けでのやり取りを狙っていたというお話があるじゃないですか。そういった会社しか、今後は適正価格で取れないのではないかという予測があると思います。外構業者は、WebマーケティングやSNSに力を入れている人が少ないと思うのですが、SNSが重要かどうかについてはどのように考えていますか?
嶺岸:重要だとは思います。無料でできる分、やった方が得だとは思いますね。ただ、無料でできるからこそ、そこまで真剣にやらないっていう人が多いです。そこは、ある程度投資をしてしまえば、やらなければならないという気持ちになりますからね。何ごとも無料でやるよりも、少し投資してみた方が勉強になるんじゃないかなとは思いますけどね。
ーー なるほど。外構業者さんでも、社長自身がやっていたり、スタッフさんに任せたりしていることが多いと思います。更新頻度も担保して頑張っていても、目立っているかっていうと、そういうわけでもなく。仕事に繋げられているかというと、まだできていないという人も多いじゃないですか。そういう人は、運用を外部に任せた方がいいと思いますか?
嶺岸:どこを狙っていくかじゃないですか?工事業者さんでも、職人業としてやっている人たちは、SNSを任せても頻繁に動画を撮れるわけでもないですしね。ただ、会社のブランディングを上げたい業者さんであれば、任せてしまった方が楽なんじゃないかなと思いますけどね。
ーー Webの担当者やSNSの担当者を一人雇う勢いで外注するというイメージでしょうか。
嶺岸:そうです。十何万円かけて全くの素人や社内の事務員にカメラを持たせて、「ちょっと撮っとけ」みたいな感じにするのであれば、任せてしまった方がコスパはいいですよね。
ーー ありがとうございます。最後に、嶺岸社長が描くゴールや会社の方向性みたいなのをお伺いしたいです。
嶺岸:最終的なゴール。外構の会社があって、介護と飲食があって、毎年新しいことをしていこうとしています。また、去年は個人で不動産を買って、そこでちょっとした家賃収入が出ています。今後は不動産も広げていったり、別な業種を広げていったりして、経営のゴールはそこから親会社を作って、会社のホールディングス化ですね。
個人的な目標としては「これを作りたいな」というのが1つあります。飲食会社を作りたいと思っているんです。今アイス屋さんがあるのですが、そちらの店舗を増やしたり、オリジナルのブランドを作ったりして、将来的には宮城県内に「人が集まれるようなリゾート」みたいな場所を作りたいなと思っています。具体的にはまだ決まっていないのですが、そのような場所を作って、それを全国に広げていけたらいいなという目標はあります。外構はあまり関係ないですけどね。
ーー 施設ということでしょうか?
嶺岸:施設でもリゾートカフェというコンセプトでも、なんでもいいです。インスタ映えするような、ちょっとしたリゾート施設でもいいですし。そういった場所を作りたいな、という気持ちはありますね。
ーー 会社を大きくしていくのと同時に、ご自身でもやりたいことがたくさんあるということですね。その中で、外構の軸としてSNSとGoogleを固めていらっしゃるということでしょうか?
嶺岸:そうですね。あとは、外構の方も手が離せるようになって、もっと自分が新しいことを立ち上げていけたらいいなと思っています。
ーー なるほど。リゾートはとても面白そうですね!
嶺岸:そうですね。若者たちが集まったり、婚約する前のカップルがプロポーズできたりする場所が宮城県内は少ないなと思っていて。それでうまくいけばいいなとは思っています。
ーー すごく面白いじゃないですか!そこまで持っていけるように、弊社も頑張ります。SNS運用の反応や会社の進展などがありましたら、今度もお話しをお伺いしたいと思います。今後ともよろしくお願いします。本日はありがとうございました。
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